今週の一言 第九回 テーマは仕事や勉強を「面白がる力」
2023/05/22
『経営センスの論理』楠 建 著 (新潮新書)より引用
「人間はわりと単純にできている。人間の本性と折り合いがつかないことはだいたいうまくいかないと思った方がよい。「面白い」から始めることが大切だ。「意味がある」と思って始めても、知識のインプットそれ自体は面白くないことがほとんどなので、そのうち挫折する。
ただし、である。論理の面白さを知る。これがなかなか難しい。論理に限らず、ものごとを「面白がる力」、これこそが人間の知的能力なり仕事能力のど真ん中にある。面白がれるようになってしまえば、だいたいのことはうまくいく。この真理は勉強に限らないが、勉強にもっともよくあてはまると思う。
どんな分野のどんな仕事でも、優秀な人というのは「面白がる力」の持ち主だ。面白がるのは簡単ではない。人間の資質なり能力の中でももっとも奥深くコクがあるところだ。時間をかけてでもそうした才能を開発できるかどうか、ここにアウトプットが出てくる人とそうでない人との本質的な分かれ目がある、というのが僕の見解だ。
自分のケースで考えてみてほしい。多くの人があからさまに面白がることでなくても、仕事や勉強に関して、自分で面白がれるようになったことが、誰にも1つや2つはあるはずだ。なぜそのことを面白がれるようになったのか。まずはその背後にある「論理」を考えてみることをお勧めする。
自分のことは自分がいちばんよくわかっている。自分がすでに獲得している面白さの背後にある論理をたどってみれば、面白さのツボがみえてくる。まずは自分自身の面白さを論理化する。面白がる力をつけるための、二重の意味でよいトレーニングになるはずだ。」
この文章を読んで勉強や仕事を面白がる大切さを学んだ気がした。そこが鍵になっていると思えてきた。まだまだやることがあると。
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